離婚に抵抗するすべを知っていたなら
「気持ちが息づまっている時は距離をとってみる」と、前回には提案しました。
ですが、これは私が失敗したからこそ言えるものです。私の場合は、妻の言うことに聞く耳を持たず、一方的に意見を拒絶しました。その結果、離婚に至ったわけです。
まだ若い時には、勢いもあります。自分が絶対に正しいことを言っているという自負も。でも、正しいことを言っているからと言って、それで幸せが手に入るとは限らないんです。
極端に言って、間違っていいること、納得のいかないことでも、それが家族全体に与える幸せにつながるのなら、じっと堪えて、そうすべきだと思うのです。
戻れるものならあの頃に戻りたい
”たら、れば”とはよく言ったものですが、時間が巻き戻せるなら、あの頃にもどり、あの頃の自分に、妻に許してもらい離婚を回避する方法や、これまで書き綴ったことを、知恵として授けてあげたいです。
そうすればきっと「離婚」などという愚かな(あえて言います)なマネはしなかったでしょう。